今年も書壇院ギャラリーにて日本文の書展が開催されました。
今回はおかげさまで青竹賞をいただくことができました。
ひとえに皆様のご指導ご鞭撻のおかげと感謝申し上げます。
作品作りに当たり、まず何を書こうかと考えます。
貝原益軒の養生訓はよく題材にするのですが、その中からこの言葉を選びました。
構成として2ブロックに分け、右のブロックでは「平」「和」が並ぶように、左のブロックでは密度を持たせるようにしました。
構成に加え、文字の大小・潤滑・線の肥痩に気を配りながら書き込みました。
テキストによっては「和にす」のものと「和やかにす」のものがあり。どちらにしよう悩みましたが、構成とともに声に出して読んだ時の印象から「和やかにす」を選びました。
日本文は撰文から作品作りまで考えることが多くなかなか大変ですが、それゆえの楽しみも多いものです。皆さんも日本文にチャレンジしてみましょう。
当書道教室で使用している競書誌「書壇」では日本文の課題があります。まずはここから取り組むとよいですね!!